いやー試験終わったよ
2022年11月20日に呼吸療法認定士の試験を受験しました!
そして同年12月26日封筒が届き、合格することができました!
呼吸療法認定士の試験は作業療法士の国家試験以来の大きな試験でした。
…認知症ライフパートナー、アロマテラピー検定は受けたけどここまで大きなプレッシャーと戦ったことはなかったと思います。
壮絶な勉強期間でした…
今回は試験を受けるきっかけから準備、勉強方法などを書いていきたいと思います。
今後試験を受ける人はぜひ参考にしてくださいね!
受験のきっかけ
ぼくの職場では呼吸療法認定士を取得している人がたくさんいます。
経験年数3年目となると受験資格ともなるので、みんな自然と取得する流れが出来ていました。
でも、当時その流れに抵抗していたトゲトゲしていた若手だったので、呼吸療法認定士の受験方法すら調べずに過ごしていました。
でも中間管理職となると気持ちに変化が現れました。
中間管理職として全体を把握したり、若手の教育や病院にとって必要なことは何かを考えたときに基礎の大切さ、内部障害に対する知識の重要性を感じ始めました。
何より基礎も知らないで管理の立場で何かを言うことが怖くてたまらなくなったのです。
でも勉強しようにもどう勉強していいかわからない、なんだかやる気が出ない。
モチベーションを上げにくいよね
そこで呼吸療法認定士の資格取得を目指すことが一番勉強できるのではないかと考えました。
ちょうどモチベーションの高い先輩が受けたいと言ってくれたこともあり、意を決して受験することにしました。
・立場上、初心にかえって基礎から学びたいと思った
・ただ学習するだけでなく、資格取得を目標にすることで、勉強しなければいけない環境を作った
学習期間・時間
2020年に受験予定が、コロナ流行により断念することに。
2021年も様子を見ることにして受験を回避し、2022年の今年、第27回呼吸療法認定士試験を受験することにしました。
試験日は11月20日でしたが、勉強を開始し始めたのは2月に入ってから。
約9ヶ月前から始動していたことになります。
でもメンタル不調な期間や会議の資料作り、育児疲れで寝かしつけで寝てしまうなどで、少なくとも2ヶ月分以上は勉強できていないと思っています。笑
1日の勉強時間も多くて2時間程度、平均すると1時間程度だったかもしれません。
周囲のスタッフからは「まだ早いよ」と言われながらも絶対間に合わないと思っていたので早めの始動はやはり良かったです。
…それでも散々でしたが。笑
・育児をしているなら絶対的に早めに取り組んだほうがよい(寝かしつけをすると高確率で寝てしまう)
学習方法
学習で用いた教材は以下の通り。
・アステッキ(2022年版)(基礎・応用)2冊
・青本(2020年版)
・レジデントのためのやさしイイ呼吸器教室
・病気がみえる
2020年受験予定でしたので、講習会テキスト、青本は2020年のものを使用しました。
結論から言うと講習会テキストは最新がいいかもしれないです。
第25回のテキストに書かれていない問題が出題されていた(と思う)のですが、最新版だったら掲載されていることを考えると最新のもので勉強した方がいいですよね!
(今回は2年前のテキストで合格できましたが、どうなるかわからないので)
序盤は理解重視
序盤はアステッキの問題を解きながら、わからない単語や内容に関してはテキストやその他教科書を用いて理解を深めることを重点に勉強を行いました。
何度見ても理解に苦しんでいましたが、徐々に見ることに慣れてくる感覚が生じ始め、スーッと入っていくものもありました。特にA-aDo2でしょうか。あの計算式がなぜ出来ているのか理解するのに2日ぐらいかかりましたが、あれだけは今でも覚えることができています。
インスタ投稿でアウトプット学習
育児と管理業という時間に追われる環境の中でモチベーションを保てる自信もなかったため、一緒に試験を受ける方達とつながりを持って勉強をしていこうと思い、インスタを開設(https://www.instagram.com/udripanda/)。わからないことに関しては簡単にまとめてインスタに投稿することにしました。
2022年12月26日現在、285名のフォロワーさんとつながりを持っていますが、これにはとても助けられました。
周りの人たちの勉強している投稿や進捗状況を知りながら頑張らなきゃなぁと思えたのは支えでした。
学習を投稿することに関しては初めての試みでしたがアウトプットがインプットを助けるので、時間がある序盤に力を入れて行っていました。
インスタの投稿に関しては作ることに意識が向きすぎて、学習に向かない可能性があることを実感しました。
デザインやまとめ方に凝りすぎて理解や記憶の定着が図りにくかったように感じます。
ですので後半のインスタの用い方としてはやった問題をストーリーに上げるだけ、と言う簡略化を図りながら問題に触れる時間をもつ、ことへシフトしていきました。
インスタ投稿全体を振り返ると、力の入れ方やインスタに慣れているかどうかで学習に向いているかどうか変わりそうです。
・フォロワーとのつながりはモチベーションを保たせてくれる!
・凝りすぎると記憶が疎かになりやすい…
・人によって得意不得意が分かれる
アステッキで学習
アステッキによる問題集が2周目に入るとこれまでやった問題が全く頭に入っていないことに気付かされます。
これまでの時間を返して〜
ってぐらいショックを受けました。
でも、学習の質が低すぎるんですよね。集中できていないんだなと反省しました。
この頃からアプリを用いて隙間時間に少しでも解くことを習慣に組み入れることにしました。
間違った問題がリストアップされるので繰り返し学習できる点はとても最強です。
そしてスマホに集中力が削がれるあなた!
アプリで学習すれば、他のSNSやゲームを開くことができなくなるので、オススメです。
残念な点としては試験当日にみんな学習しているためか全くアプリが起動できなかったことです。
アステッキの本2冊はかさばるので家に置いてきてしまい、当日は青本とテキストで勉強していました。
そして今回の試験の出題では見事にかわされていた感じがあるのはぼくだけでしょうか。
テキストを深くやり込まないとダメなんだなと言う感覚でした。
青本
青本は解説が載っていないので、理解を深めてから取り組むようにしています。
アステッキとは違う切り口で問題が掲載されていますので、新鮮ですし、何しろ問題数がとにかく多い!
後半はスーッと学習する形で進めることができていました。
・でも解説が十分ではないので、テキストやその他参考書は必須!
会場までの移動
試験会場は最寄駅が中野駅である帝京平成大学でした。
ぼくは地方出身ですので新幹線を利用して現地へ向かいました。
育児もありましたので、前乗りはせずに当日新幹線乗って向かうことにしました。
しかしながら財布を落として危うく新幹線に乗れない寸前まで行くことに。
かろうじて家族のバックアップもあり、事なきを得ましたが、新幹線の中でゆっくりと勉強をしようと思っていましたが、心臓バクバクで全く勉強できずに現地に到着する羽目に…。
店には到着して帝京平成大学の周辺見て回りましたが、既に勉強している人たちで溢れており食事も難しい状況に…。
諦めよう。
近くのマックでハンバーガーを食べている同僚を横目に行列に並びました。
その間に飴やらラムネやら、リュックにあるものをとりあえずたらふく食べて凌ぐことに。
周囲の方ではウィダーなどのゼリーを持参されている方もいました。
そういう準備しておけばよかったなぁと後悔しました。
・現地に遅れそうなら食事を準備したほうがよい
試験を受けてみた結果
上記の通り基本的にはアステッキの過去問題集を解いてきて準備をしていきました。
SNSの各発信から見てもわかる通り、今年の試験の難易度はとても高かったように感じます。
文章の表現が、僕にとっては悩まされました。また選択問題も「A,B,C」みたいに3つ選ぶ問題が多いのかなと思っていましたが、1つだったり2つだったりという問題も多く、何か1つわかっていても正解できないような問題が多かったように思います。
早めの準備と自分の勉強スタイルを確立することが合格への近道
今回はコロナの影響もあり、2年前のテキストを用いて勉強していましたがやはり最新のテキストで勉強した方が対応できることは間違いないと思います。
私のように育児や日々の診療でいっぱいいっぱいの場合はテキストなどの準備だけでなく、早めに勉強した方が良いです。
長期戦だからこそ大事なのが「なぜ呼吸療法認定士を受けようと思ったか」というきっかけ(動機付け)だと思います。
勉強が習慣になっていれば問題ありませんが、モチベーションは日々変化します。
モチベーションを維持するためにも動機づけやモチベーションに左右されない習慣づくりは必須であるといえます。
あとは自分の覚えやすい勉強スタイルが確立されているかどうか、でしょうか。
様々な勉強方法がある中でしっくりくる方法があればいいのですが、まだ勉強スタイルがないのであれば覚えやすい勉強方法は何かを探すことが先決かと思います。
・何があるかわからないからこそ、早めに勉強してしまおう!
・だからこそモチベーションや勉強スタイルの確立が大事!
今後急性期ケア専門士の受験を目指しております。
また今からコツコツと勉強していきたいと思います。
頑張っていきましょー!!
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