119番から医療機関搬送までの流れのまとめ!

今回は119番で救急車などを出動させて、医療機関に搬送するまでの内容だよ!

早速行ってみよう!

目次

救急対応システム(119番通報)から医療機関搬送までの流れ

お馴染みの119番。
「救急車を呼ぶ番号」として認識していましたが正式には、

各市町村の消防機関へ救急車の出勤を要請するシステムとなっています。

①通信司令室:119番の電話通報から要請内容を聞き取り、速やかに必要な救急車などを出動させる。
重症・重篤が予測される例→救急隊の他、消防隊や救助隊なども同時に出動させる「PA出動」と呼ばれる活動や、ドクターヘリ・ドクターカーによる医師の派遣もある。
※「PA出動」:消防車(Pumper)と救急車(Ambulance)の同時出勤のこと②救急搬送
救急車を現場へ出動させる。
救急隊員は通常3人編成。そのうち最低1名は救急救命士がいる。

③医療機関
救急隊員はまず観察し、病態の鑑別や救急度・重症度を判断する。
その後、必要な処置をしながら医療機関へ搬送する。
医療機関の選定の仕方は短時間で傷病者の状態を適切に把握し、病態に適応し、かつ直近の医療機関を選定することが原則

医療機関に到着するまでの間にも急変や悪化の可能性もあり、責任が大きい!

この内容に関しては割とイメージしやすい気がします。

救急隊員って3人編成なんだーっとサラーっと感じました。

救急医療体制

救急搬送される傷病者を受け入れる医療機関のことを「救急告示病院(診療所)」という。

【現在の救急病院の基準】
①救急医療について相当の知識及び経験を有する医師が常時診療に従事していること
②エックス線装置、心電計、輸血及び輸液のための設備、その他救急医療を行うために必要な施設及び設備を有すること
③救急隊による傷病者の搬送に容易な場所に所在し、かつ傷病者の搬入に適した構造設備を有すること。
④救急医療を要する傷病者のための専用病床又は当該傷病者のための優先的に使用される病床を有すること

文字が長いとみたくないけど、自分の勤務地と照らし合わせるとイメージしやすいかも!

 

初期・二次・三次救急医療機関

厚生省(現・厚生労働省)は1977年に救急医療機関を機能別に階層化した。それが初期・二次・三次救急医療機関の3つに分けられる。

①初期医療機関
地域の診療所が交代で休日・夜間の傷病者診療を行う在宅医や休日夜間急患センターのこと。
②二次救急医療機関
24時間体制の救急病院(精神科救急を含む)、病院群輪番制病院、共同利用型病院、有床診療所のこと。
③三次救急医療機関
救命救急センターのこと。
※救命救急センター:病床数は概ね30床とされる。
病床数10床程度の「地域救命救急センター」もある(2003年度〜)。
三次救急医療機関は以下の基準がある。
【三次救急医療機関】
①緊急性・専門性の高井脳卒中・急性心筋梗塞などや、重症外傷などの複数の診療科領域にわたる疾病など、幅広い疾患に対応して、高度な専門的医療を総合的に実施する
②その他の医療機関では対応できない重症患者への医療を担当し、地域の救急患者を最終的に受け入れる役割を果たす
③救急救命士等へのメディカルコントロールや、救急医療従事者への教育を行う拠点となる。
「高度救命救急センター」もあり、広範囲の熱傷や四肢切断、急性中毒などの特殊疾病患者を受け入れる

ここまでくると少しお腹いっぱいだ…。

今回のまとめ

救急医療の基本となる部分なので、自分の周辺の医療機関と比べながら「ここは二次医療機関…」とかって覚えていけばスムーズに覚えられそう!

今回もお疲れさまでした!

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この記事を書いた人

作業療法士。中間管理職として働いています。
新人時代は「なんとなく」仕事をしていました。ですが、ようやく目標も定まり自己研鑽に励むことができています。
また、副業で月+5万円の収入UPを達成中です。
心に余裕のある生活を目指して日々学び中です。
資格取得のために勉強しているためゆっくりと更新中です。

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