モチベーションを上げるために資格をとるぞー
新しい資格が増えるとワクワクするよねー
呼吸療法認定士に挑戦して無事合格してしばらく経過しました。
合格した嬉しさもあり、新しい資格を取りたいと思えるようになりました。
そのタイミングで見つけたのがこの資格!
急性期ケア専門士
2022年9月〜「急性期ケア専門士」の受験申し込みがスタートされました!
新しい資格ですので、SNSや職場の同僚と「受験するか否か」が話になっていました。
急性期ケア専門士を受験するメリットをHP、公式テキストの中身などをみながら挙げてみました!
→第1回急性期ケア専門士の試験に受験することにしました!
→合格できました!
第2回の試験申し込みが2023年9月1日(金)〜開始になりました。
急性期ケア専門士の中身と受験をするメリットについて紹介させていただきます!
急性期ケア専門士とは
急性期ケア専門士は急性期ケア・急変対応におけるスペシャリストです。
日本急性期ケア協会
状態変化の兆候をいち早く察知し、アセスメントから初期対応、医師への報告など急性期におけるケアの実践を行えることを目指す資格です。また、病院だけでなく地域医療に携わる医療スタッフの方にも、在宅時から基幹病院へ【命のバトンをなめらかに】つなぐために実践できるノウハウを習得できます。
呼吸療法認定士と迷っちゃうんだよねー
育児しながらの人だと費用や日程調整が肝になるね…
公式テキストの目次
公式テキストの中身は目次からこんな感じです
1 救急医療に関する定義と概念
2 急変発見時の初期対応
3 急性期に求められるリーダーシップ
4 症状別アセスメント
5 急性期医療における家族支援
6 災害時の救急医療
7 超高齢化社会における急性期医療
8 小児救急の特徴と課題
9 救急・集中治療部における終末期ケア
10 急性期医療の課題と解決に向けて
「命のバトンをなめらかに」というテーマでもあり、病院だけでなく、地域でも活かせる内容になっています。
在宅での急変時対応も学べるので、訪問リハビリで仕事をしている人にも良さそうですよね。
メリット
急変発見時の初期対応を学べる
ぼくはこれまでの臨床経験でそこまで急変の場面に立ち会う機会が多くありませんでした。
しかし、同僚の中にはリハ介入中に急変して、結局そのまま亡くなった経験をしている人もいます。
そんな場面、絶対テンパるわー
報告の仕方を学べる
ちょっとした急変であればまだ適切な対応もできますけど、今でも看護師さんに経過を申し送る時にはどんな順番で伝えるべきか、どう伝えるべきか、ちゃんと伝わっているか不安になることもあります。
本テキストでは「I -SBAR-C」を活用した報告の仕方が載っています。
I(Identify:報告者・対象者の同定) | 報告者の氏名、患者氏名、部屋番号など |
S(Situation:状況) | 患者に起きている状況のとりあえずの結論や主訴 |
B(Background:背景) | バイタルサインを含めた評価と状況に関する情報、経過 |
A(Assessment:評価) | 状況評価の結論(どう判断したか) |
R(Recommendation:提案) | 具体的な要請内容、何をしてほしいかを告げる |
C(Confirm:黒糖支持の復唱確認) | 指示間違いがないための復唱確認 |
災害時の対応が学べる
急性期ケア専門士では災害時の対応方法を学ぶことができます。
災害は、
①自然災害
②人為災害
③特殊災害
④複合型災害
の4種類あるとされています。
日本にいる以上、地震は必ず起こりますし、我が町は大雪による災害も起こります。
年々雪かきが大変になってきたよ…
管理する立場となると災害現場でリーダーシップを発揮する必要もあります。
また、災害時の救急医療の章に「新型コロナウイルス感染症」もあるので、今一度勉強をするにはもってこいだと思います。2023年5月から5類に移行する話もあるので、問題ではどれぐらいの扱いになるかが読めないところですね…。
管理職だからこそ学ぶ必要があるではないか
管理職で臨床業務が少なくなると、臨床の勘ってどんどん鈍くなるような気がしています。
今までできていたことができていないような、劣等感の波が押し寄せてくるような…。
更には、災害が起こったときに迅速な指示が行えるように知識・スキルは身につける必要があります。
その点で管理職である人も学んでおいても良い資格の一つではないかなぁと思っています。
リーダーシップが学べる
急性期のリーダーシップを学ぶことができます。
こちらに関してはマネジメント系の勉強をしている方には物足りないかもしれません。
でも現場でのリーダーシップの取り方をイメージしながら復習しています。
管理業への比重が増えつつあるので、臨床現場に出る機会が減りましたが、それでも後輩がその場面になった時に適切な対応を伝える必要性がありますし、いざとなったときにリーダーシップを発揮することが求められるので、欠かせないスキルといえます。
資格取得後も継続的に学ぶ環境がある
こちらは資格取得後の話にはなりますが、動画配信サービスで単位取得をしていくこととなります。
更新は3年毎、登録手数料は5000円ほどかかりますし、月額500円で講義(ココリンク)の視聴やセミナーへの参加、カンファレンスへの参加をすることができ、それらの参加で更新するための単位を取得していく流れとなっています。
独学で勉強をすることが苦手な人に関しては資格取得もそうですし、その後も単位のために勉強を続ける、という環境に身をおくことも一つではないでしょうか。
デメリット
「いざというとき」だからこそ意欲が維持できるか
新しい試験でもあるので、どの程度臨床に活かせるものであるかわかりません。
急変や災害といったテーマがメインではあるので、普段の臨床場面で頻繁に起こることを学ぶわけでもないので、モチベーションの維持が難しいのではないでしょうか。
急変の場面でフリーズした経験がある、どう動いていいかわからなかったといった苦い経験をしている人はそれをモチベーションにして勉強に打ち込めそうです。
過去問がない
モチベーションもそうですが、過去問がないことは勉強を継続することにおいて大変になる一つであると思います。
テキストを元に勉強するのみ!ですが、それが頭に入るかどうかが難しいところですよね。
学習のスタイルが確立していない人にとっては過去問のない本試験は難易度が高いかもしれません。
過去問で勉強する習慣がある人は模擬試験を基に勉強していくと良さそうです!
出題の傾向もわかると思います。
お金がかかる
合格後もお金がかかる面は理解しておかなければいけません。
- 受験費用:10,000円
- 模擬試験費用:約5,000円
- 認定登録料:10,000円(配送料・手数料・消費税等別途)
- 更新手数料:5,000円(ココリンク加入者は原則無料)
- 単位取得のための講義:6,000円×3年=18,000円
3年後までに38,000円前後かかる計算になります。
更新は3年毎で、手数料は5000円ほどかかります。
ですが、「ココリンク」に加入し、月額500円で講義の視聴やセミナーへの参加するなどして60単位を取得することで自動更新されます。
勉強を継続する機会があると思えば月額500円は安いかなーと感じてしまいます。
ぼくはひとまず受験して合格後も学び続ける方向でいきたいと考えていますが、
きっと違うことを学びたいとなると思うので、そうなればすっぱりやめてしまう選択もしてしまうかもしれませんね…。
しかしながら急性期から離れつつある業務…笑
試験の出題範囲は?
急性期ケア専門士における試験の出題範囲は、「協会認定テキスト及び時事問題」と記載されています。
過去問はありませんし、協会認定テキスト以外の書籍は今のところ(2023年6月末)ありません。
協会認定テキストを勉強していれば合格できると思います。
時事問題に関しては何が出るかわかりませんが、協会認定テキストの中にも新型コロナウイルスの章がありますし、東日本大震災から10年以上経過していますが、これから南海トラフ地震の危険性も高まっていることを考えると災害関連についても気になるところではあります。
いずれにしても日々のニュースを把握しておくことで、クリアできる範囲ではないかなーと思います。
いずれにしても模擬試験を受けた方が傾向を知ることができるので、良いかもしれませんね!
・出題範囲は協会認定テキスト及び時事問題
・時事問題もがんばろう!
・模擬試験で出題傾向を知るのも手!
まとめ
まだできたばかりの資格ではなるので、正直どんな試験かはわかりません。
裏を返せば第1回なので、捻った問題はあまり出ない可能性もあると思います。
更新手数料や学び続けるための費用を考慮すると急性期ケア専門士の資格がそれに見合うかどうかを考えたくもなるかもしれません。
でもまずは急変時の対応方法に自信が持てない人や先輩・上司の対応方法を身に付けたい!と感じるのであれば勉強して損はないです。行動から始めてみてはいかがでしょうか。
何かに自信が持てるようになると楽しくなりますし、仕事が楽しいと毎日充実することができます。
興味を持った方はぜひ一緒に合格目指してがんばりましょう!
コツコツ頑張ります!
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