さぁ頑張ってみよー!
各医療における救急体制はそれぞれ違う!
テキストで挙げられる医療機関は
・周産期医療
・精神科医療
・終末期医療
小児医療の救急体制
一次・二次・三次医療圏での小児救急医療体制
小児に対する救急医療でも各医療圏ごとに医療体制の整備が進められている。
①一次医療圈
一般的な小児医療を地域ごとで行う。
・在宅当番医制
・休日夜間急患センター
②二次医療圈
専門医療や入院を必要とする小児救急医療を提供。輪番制で医療機関を確保
・小児救急医療支援事業
・小児救急医療拠点病院
③三次医療圏
重篤な病態または高度な専門治療を要する小児救急医療を提供。
・小児救命救急センター
小児救急医療電話相談
休日・夜間に対応する全国同一の電話短縮ダイヤル。
「#8000」で看護師や小児科医が相談に応じるシステム。
周産期医療の救急体制
周産期母子医療センター
一般の救急診療体制では対応できない産科・未熟児などに対応
その医療圏内に数カ所:「地域周産期母子医療センター」
周産期医療情報センター
主に情報収集と提供をする。総合周産期母子医療センターなどに設置
・関連施設・地域住民等に対する情報提供・相談
精神科医療の救急体制
精神科救急医療センター
精神科救急情報センター
・患者やその家族からの電話相談
→助言をする。「こころの電話」や「いのちの電話」へのつなげる。
終末期医療の救急体制
アドバンス・ケア・プランニング(ACP:人生会議)
人生の最終段階にある人が、自らが望む死の迎え方やそれに関する医療やケアについて、前もって医療機関などと協議し、共有する取り組みのこと。
DNAR 指示
患者本人の自己決定に基づき共有された内容を基に、心肺停止に陥った際には心肺蘇生を試みないという医師の指示のこと。
DNAR指示が有効であるのは「心肺停止時」のみ。
その他の状態での医療やケアには影響しないことに留意が必要である。
DNAR への対応
DNARを望んでいるが、救急隊員が駆けつけた場合どのような判断が行われるか。
→実際には対応に困る事例が少なくない。
救急隊員は、原則心肺蘇生を行いながら医療機関へ搬送する。
現在では心肺蘇生法を中止する対応も法令上容認されている。
①傷病者等の意思の提示(心肺蘇生等を希望しない)
②傷病者と心肺停止の状況の確認
③傷病者の意思などの確認
④かかりつけ医(オンラインMC医)に連絡
医師による中止指示があれば中止に
※①〜③が確認等できなければ通常の心肺蘇生等を継続
④でも医師の中止指示なければ継続
おわりに
小児や周産期、精神科と全く関わっていない医療分野なので、イメージがつくにくいですね。
まずは各施設がそれぞれどの医療圏に属しているのかなんとなく区別つければよいのかな…。
終末期医療に関しては、がんリハや緩和ケアで関わっていましたが、DNARをとっているか、いないかがすごく大事になるので、個人的には終末期医療での部分は問題にしやすいのではないかなと思っていたりしています。
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