自己肯定感の低い後輩への対応！自己肯定感を高めるチームづくりとは？

自己肯定感は、人生で幸せを感じる上で重要な要素の一つです。
しかし、自己肯定感が低いと、自分をすぐに否定する思考パターンに陥り、不安や抑うつなどの様々な問題を引き起こす可能性があります。

特にチームで働く場合、自己肯定感が低い人がいると、その人が思っているよりもマイナスの影響を与えることがあります。
そのため、チーム全体の生産性やパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

しかし、自己肯定感を高めることはできます。
自分に対して優しくしてみたり、自分の強みを認めつつ失敗を受け入れることで、自己肯定感を向上させることができます。
また、チーム全体で自己肯定感を高めることもできます。
お互いがサポートし合えるようになると好循環で自己肯定しながら仕事を行えるようになります。

この記事では、自己肯定感が低い後輩をどう対応していくべきか、そして自分を認め合えるチームづくりについて取り上げました。自己肯定感を高めることで、より幸せで充実した人生を送り、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができます。

自己肯定感が低い後輩がいるチームづくりについて

自己肯定感が低いスタッフにどうしたらいいの？

自己肯定感とは何か

自己肯定感とは、自分自身に対する肯定的な評価や自信を持つことです。
自己肯定感が低い人とは、自分自身に対して自信がなく、自分自身を否定的に捉えがちな人を指します。

自分自身が自己肯定感が低いわけですが、こうやって管理職として働いていけています。
なので正直言うと、

問題ないよ

と言えます。
ですが、上手くいかないことがあるととてもしんどくなるのは事実です。

ですが、なぜ認められないのかや、どうしたら少し楽になれるか知っているか、いないかで全然違うと思います。

そして、知っているからこそ、後輩の様子に対しても徐々に対応できると思えるようになりました。

自己肯定感が低い後輩の特徴

自己肯定感が低い後輩は、こんな特徴があります。

・失敗やミスに対して過剰に反応してしまう。
・自信不足によって積極性が欠ける。
・批判や否定的なフィードバックに対して過剰に反応する

この他に僕が自己肯定感の低い後輩と関わり、感じたこととして、

無理をして頑張り続けてしまう（あとで心身に不調をきたす）
どう伝えても（褒めても）認められない（認め方がわからない？）

といったことが挙げられます。

自己肯定感が低い後輩が抱える悩みと課題

①ミスや失敗への過剰な反応

自己肯定感が低い後輩は、失敗やミスに対して過剰に反応することがあります。
そのため、自分自身を責めたり、周りの人に対して過度な謝罪をすることがあります。
これが続くと、自己肯定感が低下してしまい、モチベーションや自信が低下してしまう可能性があります。

「すいません、すいません」と連呼ばかりしている人がいたら、自己肯定感が低いかも…？

②自信不足による積極性の欠如

自己肯定感が低い後輩は、自信不足によって積極性が欠けることがあります。

そのため、新しいことに挑戦することを避けたり、自分から積極的にアイデアを出すことができなかったりすることがあります。

③批判や否定に対する過剰な反応

自己肯定感が低い後輩は、批判や否定的なフィードバックに対して過剰に反応することがあります。

そのため、萎縮してしまったり、自分自身を否定してしまったりすることがあります。これが続くと、自己肯定感が低下してしまいます。

自己肯定感を低下させる要因とその対策

なぜ自己肯定感は低下してしまうのでしょうか。その要因について以下が挙げられます。

自己肯定感が低い後輩に対するマネジメントのポイント

自己肯定感が低い後輩をマネジメントすることは、簡単なことではありません。
正解が決まっていないので、手探りで正解に近い対応をしていくことになります。
しかし、その後輩にとって適切なアプローチと効果的な方法を使えば、後輩が自分自身を肯定し、自信を持つようになることができます。
ここでは、自己肯定感が低い後輩をマネジメントするための4つのポイントを紹介します。

①まずは信頼関係を築く

後輩との信頼関係を築くことが、自己肯定感を高めるための重要な要素です。
後輩が自分自身を素直に表現できるような環境を作り出すことが必要です。
自分を表現しやすい環境を作るためには、後輩が自分自身を安心して表現できるようなコミュニケーションを行うことが必要です。
管理業１年目の時は忙しいと「話を聞きたくないな…」と思う場面もありました。
でも、今では声をかけられたら相手の正面を向いて聞く意識をするようになりました。
聴く姿勢もとても大切になります。

②成長する機会を提供する

後輩の自己肯定感を高めるためには、成長できる機会を作ってあげることが大切です。
具体的には、新しい企画やチーム、役割に参加する機会を設けることが挙げられます。
そのためには、その後輩のスキルや興味を知る必要がありますし、それに合わせた企画づくりというのも必要になるかもしれません。

後輩が興味を持ってくれた分野に関しては勉強会の時間を設けてみたり、ただ勉強するだけでなく、発表する役割を担ってもらったりしました。

③フィードバックを適切に行う

後輩の自己肯定感を高めるためには、フィードバックを適切に行うことが重要です。
フィードバックは、後輩が自分の成長を実感できるようにするために必要なものです。
ですが、フィードバックをうまく行わないと、後輩の自己肯定感を下げる原因になってしまいます。
フィードバックを行う際には、以下のポイントに気をつける必要があります。

「適切」に正解はないと思いますので、上記のポイントを押さえながらその人に合わせた対応できると良いのではないかと思います。

④サポートされていると思わせる

後輩の自己肯定感を高めるためには、サポートが大切です。
後輩が新しいことに取り組む際には、失敗することもあるでしょう。
しかし、そのような時こそ、上司や先輩からのサポートが必要です。
後輩が悩んでいるときは、積極的に話を聞いて、解決策を一緒に考えましょう。
後輩が成功したときには、その成果をたたえ、自己肯定感を高めるようにしましょう。

悩んでいる時にも周囲がサポートしてくれると思わせるチームづくりができていると最高ですよね！

以上が、自己肯定感が低い後輩とのチームづくりについてのポイントです。上司や先輩が後輩の自己肯定感を高めることで、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができます。

自己肯定感を高める方法

自己肯定感の意味と重要性

自己肯定感とは、自分自身を受け入れ、自信を持ち、自分を肯定する感覚のことです。
自己肯定感が高い人は、自分自身に自信を持ち、積極的に行動することができます。
自己肯定感が低い人は、自分自身を否定したり、自信がなくなったりすることがあります。自己肯定感を高めることは、自分自身の人生を豊かにするために非常に重要なことです。

自己肯定感を高めるための方法

自己肯定感を高めるためには、以下のような方法があります。

①自分自身の強みや良いところを知る

自分自身の強みや良いところを知ることで、自分自身を肯定することができます。
自分自身の長所を挙げ、自分自身の良いところにフォーカスすることが大切です。

チームでの話し合いの時に課題ばかり挙げていたこともありましたが、一旦各個人の強みやいいところを挙げる時間を設けたところ、とても場の雰囲気が和み、コミュニケーションが活性化された経験をしています。

以下の書籍を使うことで自分の強みを見つけ出すこともできます。

ぼくは誰かに”自己肯定感が低いから”なのか誰かに相談することですら躊躇することが多かったです。
よほど親身になってくれる人か信頼できる人じゃないと、当たり障りのないアドバイスやフォローに感じてしまって疑心暗鬼になってしまうからです。
「大丈夫だよ」なんて言葉は当時のぼくにとっては「自信がないって言ってるのになんで？」と思うほどでした。
なので、「ストレングスファインダー」を用いて自分の強みがわかった時は少し嬉しい気持ちになりました。

②ポジティブな言葉を自分にかける

自分自身にポジティブな言葉をかけることで、自分自身を肯定することができます。
毎日自分自身に「自分は素晴らしい」「自分は頑張っている」といったポジティブな言葉をかけることが大切です。

個人的には上記のような褒め方と違い、「なんとかなるだろ」ぐらいの感覚で自分に言い聞かせています。

③自分自身を認めることを習慣化する

自分自身を認めることを習慣化することで、自分自身を肯定することができます。
毎日自分自身に「今日もよく頑張った」といった自分自身を認める言葉をかけることが大切です。

仕事帰りに「お疲れ自分！」って言ったあとは何故か気分よく帰れる気がしています。

④新しいことに挑戦する

新しいことに挑戦することで、自己成長を促すことができます。
新しいことに挑戦することで、自分自身に自信を持つことができます。

これは「失敗」の恐れを生み出すかもしれませんが、とりあえずやってみる精神でスタートが踏めると良いですね！

自分に厳しくなりすぎない

自分に厳しくなりすぎると、自分自身を否定してしまうことがあります。
自分に対しても、周りの人に対しても、優しく接することが大切です。

「１週間のうち、２日は何もせずに早く寝る時間をつくる」とか「頑張ったからお菓子を食べちゃおう」ってのも悪くはない気がします。

自己肯定感を高めるためのアクションプラン

自己肯定感を高めるためには、以下のようなアクションプランが有効ではないでしょうか。

自己肯定感を高めるためには、何ができるか知り、それを実行することが大切です。
そして上記にある通り、自分でできてしまうことばかり！さらに簡単にできてしまうことばかり！です。
人間は何かを行うときに脳内で独り言をしながら意思決定を行うとされています。

頭の中のもう1人の話し相手（自分）を良き理解者、優しい相手にしてしまえば、自分を認める方にしかいかないのではないでしょうか。

チームづくりにおける自己肯定感の重要性と方法

チームづくりにおいて、スタッフの自己肯定感は重要な要素となります。
自己肯定感が高いスタッフは、自分の強みを発揮し、自己主張をしやすく、自信を持って仕事に取り組むことができます。
一方、自己肯定感が低いスタッフは、自信を持って仕事に取り組めず、周囲のメンバーや状況に流されがちになります。そのため、スタッフの自己肯定感を高めることは、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。

スタッフの自己肯定感を高める方法

管理職や上司はスタッフの自己肯定感を高めることができます。以下に、具体的な方法を紹介します。

①ポジティブなフィードバックを与える

メンバーが良い仕事をしたときは、適切なフィードバックを与えましょう。
ポジティブな言葉や具体的な評価をすることで、メンバーは自分の成果を認め、自己肯定感を高めることができます。
ただ褒めるだけでなく、何がよかったのか具体性があると良いですね！

②お互いにサポートする雰囲気づくりをする

チームメンバー同士がお互いに協力し、サポートしあう雰囲気作りをしていきましょう。
メンバー同士が助け合い、失敗を受け入れることで、チーム全体の信頼感や自己肯定感が高まります。

チームで話し合う時間は持てていますか？
反省点や課題ばかりではなく、良かったところの振り返りや褒め合う時間も大切だと思います。

チームの目標を共有し、達成感を味わう機会を設ける

チームの目標を共有し、一緒に達成することで、自己肯定感を高めることができます。
目標達成のためには、スタッフ同士が協力し、お互いに支援し合うことが不可欠です。
そのためには、目標達成のプロセスを明確にし、進捗状況を共有することが必要です。
また、目標を達成した際には、達成感を味わう機会を設け、その達成感を共有することで、スタッフの自己肯定感を高めることができます。

ここの目標を高すぎると達成できなくなるので、短期的に達成ができそうな目標も設定しながら進めていけると良いですね！

チームマネジメントにおける自己肯定感での注意点

チームマネジメントにおいては、スタッフの自己肯定感を考慮することが重要です。
スタッフそれぞれの強みや特性を理解し、フィードバックや評価の方法にも配慮する必要があります。
一方で、フィードバックや評価が適切でない場合、自己肯定感を逆に低下させる可能性もあります。
そのため、フィードバックや評価の方法を慎重に検討し、スタッフの自己肯定感を考慮した対応が必要です。

チームづくりをしていく中で、注意していることとして他のスタッフ（リーダー）の意見を聞いたりしています。
主観的に雰囲気が良いと思っていても意外と課題があったりするのでそのすり合わせをしながらズレが少ないようにしています。
自己肯定感が低いからこそ周りのサポートを上手く活かすことも重要だと思います。

自己肯定感の向上についての実例や成功事例

自己肯定感の向上に成功した人物の事例

自己肯定感を向上させることで、成功を収めた人物は数多く存在します。
たとえば、有名な起業家であるエルンスト・クナイシュは若い頃に、学校での失敗やいじめによって自己肯定感が低下していました。しかし、自分の強みや価値を見つけることで自己肯定感を高め、後に自らの起業に成功することができました。
また、オプラ・ウィンフリーも自己肯定感が低かった時期がありましたが、自分を肯定する言葉を日々唱えることで自己肯定感を高め、成功を収めることができました。

自己肯定感を高めるためのヒントやアドバイス

自己肯定感を高めるためには、以下のようなヒントやアドバイスがあります。

・自分の強みや価値を見つけること
・自分を否定する言葉を使わないこと
・ポジティブな人間関係を築くこと
・失敗を恐れずに挑戦すること
・自分自身を優しく扱うこと

これらの方法を実践することで、自己肯定感を高めることができます。また、自己肯定感は日々の継続的な努力が必要ですので、定期的に自己肯定感を振り返ることも重要です。

現在の取り組みについて紹介

今回のブログを通じて、自己肯定感が低い後輩とのチームづくりや、自己肯定感の向上について考えるきっかけとなりました。現在、チームづくりや自己肯定感の向上に向けて、以下の取り組みをしています。

以上の取り組みやアクションアイテムを実践することで、チーム内のコミュニケーションや自己肯定感の向上に繋がることを期待しています。自己肯定感の低さに悩む方や、自己肯定感を高めたいと思う方にとって、今回のブログが少しでもお役に立てたら幸いです。

それでもまだ自信がない人は

上記でもまだ自信が持てない人は以下の方法もチェックしてみてください！

• 自分自身に対する肯定的な言葉を掛ける習慣をつける。
  周りから褒められる前に自分が褒めちゃう方が早い！
• メモや日記などを活用して、自分の成長や良いところを振り返る。
  何気ないことの積み重ねが自己肯定感を高める！
• 自分の得意分野を活かせる機会を積極的に探す。
  何かしら強みはあるよ！
• 新しいことにチャレンジして失敗しても自分を責めず、成長の機会として受け止める。
  失敗しても仕事を辞めなきゃいけないわけでもない。大丈夫！
• 自分の弱点を認め、改善するために積極的に学ぶ。
  学びは永遠ですね！
• 周りの人に感謝の気持ちを伝える習慣をつける。
  何かをしてもらった時に「すみません」ではなく「ありがとう」と言えるといいですよね！

これらを実践することで、自己肯定感を高めることができます。
また、自己肯定感を高めることは、チームづくりにおいても非常に重要です。
自己肯定感が低いスタッフがいる場合は、そのスタッフに対しても上記のようなアドバイスをして自己肯定感を高めることができます。

自己肯定感を高めることは、自分自身の成長にとっても、チーム全体の成長にとっても非常に重要なことです。
このブログを読んでくださった方々が、自己肯定感を高めるためのヒントを得て、自分自身やチームの成長に繋げていただければ幸いです。